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2013年01月12日

君想曲

君想曲

新堂冬樹さんの作品。”きみそうきょく”と読みます。
恋人が事故にあう設定はよくあるパターンですが、
これは一味違ったラブストです。

主人公「聖」には、大好きな作詞家の彼がいました。
いつも優しい彼、彼の今書いている詩が”君想曲”という。
この詩が完成しないうちに彼は事故にあってしまう。
「びまん性軸索損傷」と言う頭の病気になってしまい
人格が変わってしまう。
優しかった彼が、人格が変わったことで凶暴な性格になってしまい
戸惑う聖。
彼の詩で”本当に好きならば、好きだからこそ別れる”というフレーズがある。
彼は、自分でも悩み、聖に嫌われるような罵声を浴びせる。
親友の原田君は、一目見た時に聖に一目ぼれ。
そんな、原田君は、親友の遼の姿に驚き、そして聖に告白する。
二人の気持ちに揺れる聖。

この物語はそういうラブストです。ピュアなストーリーです。
久しぶりに白新堂作品を読みました。

愛する人の人格が変わり、それでもあなたは、愛することを続けられますか?

という事を問うような物語です。



Posted by 皐月 at 02:05│Comments(0)新堂冬樹
 
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