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2012年11月05日

ツナグ


辻村深月さんの作品は初めて読みました。
死者と生涯一度だけ会うことが許される、それを依頼された死者にコンタクトをとる
使者ツナグ。ただ、死者も一人にしか会えない。
5つの話で構成されています。
ツナグの見習い、歩美は現役の高校二年生の男の子
幼いころに、母を殺して自殺した父。叔父さん夫婦に引き取られ育てられる。
ツナグに正式なると、ツナグ自身は会いたい人に会えない。正式になる前に
お祖母ちゃんに会いたい人がいるなら、会っても良いよと言われるが、
なぜ母を殺し、自殺したのかその真相が気になる。
母に会うべきか父に会うべきか、それともどちらにも会わないべきかを悩む。
4つの依頼に、歩美自身がコンタクトをとる役目を行う。
一件目は、4カ月前に自殺した、タレントに会いたいという依頼者
二件目は、死んだ母に会いたいという話
三件目は、二か月前に死んだ親友に会いたいという女子高校生は、なんと歩美と同じ高校の女子だった。
四件目は、7年前に自分の元から失踪した元婚約者、死んでいるのか生きているのかさえ分からない
といった内容だ。
そして、五話目に、おばあちゃんから、病院でツナグになることを頼まれる。
引き継いでほしいという依頼だった。

ツナグ



映画化になり上映されていますが、原作はとてもよかったです。
もし、ツナグに会うことができて、私なら誰に会いたいかと悩みましたが
会いたい人はいませんね^^;
一生に一回だけならば、次に会うことが困難だろうし誰かかと会うなら・・・・・
うーん、琉球の歴史に出てくる人にでも会いたいかな。
ただ、言葉が通じるかどうかですが(笑)
未来の人には会えないし、未来が分かりたくもないですし
未来が分からないから人生ってやっていけるからですね。
過去人に会うしかないわけですから、誰といっても身内に会いたいとは思わないかな。
誰とも会わないか、歴史的人物に会うかですね。

この作品は、原作を読んでとてもよかったですね。
辻村作品、次も読んでみたいと思いました。




Posted by 皐月 at 07:52│Comments(0)辻村深月
 
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