天と地の守り人 第一部 ロタ王国編
天と地の守り人シリーズの1巻です。
今までの話は、どこかの国に起きた話がメインでしたが
天と地の守り人では、南の国、タルシュ帝国が攻めてくるという話の作りに
なっています。
北の大地には4つの国があり、タルシュ帝国は、その北の南側に位置する
サンガル王国を枝国としてるところから始まります。
サンガルを枝国としてそこから、次に新ヨゴ皇国にその勢力を延ばそうとする。
その事に危機を考えた、皇子は帝である父に提言しますが
却下され、人質としてタルシュに送られます。
タルシュから逃れ、船から大海原に身を投げたことで
皇子は、死んだとされていまい、国で葬儀まで行われてしまう。
しかし、皇子は生きているのではないだろうかという事で
バルサにその依頼がやってきます。
皇子を探しだす保護する役目を背負います。
5つの国の絡みあいがあり、密偵を忍ばせている各国。
その運命の中で皇子であるチャグムは翻弄されながらも
各国の王達に、タルシュ帝国の事を唱えて回るという、壮大なスケールで物語は
進みます。
第二部、カンバル王国、第三部、新ヨゴ皇国と続きます。
上橋菜穂子さんの作品には外れがないので、どの本を手にとっても楽しめます。
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